MONSTERZ モンスターズ(2014年)日本
すべての人間を操る男 VS 唯一操ることが出来ない男。
・・・あらすじ・・・
視界に入る人間を自分の思うままに操ることができる超能力を持つ「男」(藤原竜也)。
その恐ろしい能力のため両親にも恐れられ、幼少期に父親を能力で殺害し、母親の元を離れて、その能力を使いながら孤独に生きてきた。
「男」の能力は使えば使うほど、自分の体が壊死してしまうため、右脚はすでに失い、義足を装着していた。
ある日、偶然その能力が通じない男と出会う。その男とは田中終一(山田孝之)だった。周囲の人間は全員止まっているにもかかわらず、一人だけが普通に動いている。。。「男」は能力の通じない終一の存在を危険に感じ、戸惑いを隠せないでいたが、その直後に終一はスピードを出して走ってきた車に轢かれてしまう。突然の出来事で驚いた「男」だったが、唯一操る事の出来なかった男がいなくなった事で安堵する。
しかし、終一にはどんな大けがでもすぐに回復する能力があった。
驚異的な回復力で、3日することになり、医師も驚きを隠せないでいた。
終一もまた、幼いころの交通事故により両親と弟を失ったが、特別な能力をもつ自分だけが生き残り、孤独な人生を歩んできた青年だった。
事故後入院時、働いていた引っ越し業者をクビになった終一は、当面の生活費のために自分の事を轢いたトラックの運転手のもとに慰謝料目的で尋ねることになるが、そこでギターの修理屋を営む社長の雲井(田口トモロヲ)と娘の叶絵(石原さとみ)と出会うが、慰謝料をもらう気にはなれず、変わりに自分を雇ってほしいと、ここで働くことになる。
終一は同じ趣味を持つ叶絵といい感じに。
かつてのバイト仲間たちも遊びに来たり、
ほのぼのとした新生活がはじまった。
そんな中「男」が終一が生きている事に気付き、終一の排除を目論む。
そして事件が起こる。
ギターの修理屋に乗り込んできた「男」の襲撃により、周囲の人間が操られ、雲井が殺され終一は入院先の病院で目を覚ます。
そこに終一の昔の交通事故からの知り合いである刑事・柴本孝雄(松重豊)が現れ、事件の詳細を聞こうとする。
終一は、人を操ることができる男に殺されたと話すが、柴本は終一が驚異的な回復力を持っている事を知っていたため、他の特殊能力者がいてもおかしくないと考え、遺伝子工学に詳しい特別捜査官である押切奈々(藤井美菜)とともに捜査に取り掛かるが。。。
「男」の母親役(木村多江)、なんて幸薄い役が似合うのでしょう。
どんな怪我でも短期間で回復する能力なんて、引く手あまたですね。
スポーツ選手になればいいのに。。。
シークレット・ミッション(2013年)韓国
すごく良かったです。
北朝鮮の工作員の不幸な立場をコミカルを交えながら、シリアスに描いています。
韓国では観客動員600万人を超え、歴代40位というメガヒットだったそうです。
・・・あらすじ・・・
北朝鮮のエリートスパイであるリュファン(キム・スヒョン)は韓国の貧民街に潜入し、パク・ドングという偽名を使い、わざとらしいほどマヌケな青年を演じながら、北朝鮮からの作戦実行司令を待つように命令される。
食料雑貨店を営むおばちゃんのところで住み込みで働いていたところ、
同じく北朝鮮から、駆け出しのロックミュージシャンに扮してヘラン(パク・ギウン)、高校生に扮するヘジン(イ・ヒョヌ)も送り込まれる。
3人は北朝鮮に対しての忠誠を誓いながら、潜入した韓国で周囲に溶け込み、
人間関係も構築していく。
何事もなく、平凡で幸せな毎日を過ごす3人だったが、、、
ある日、祖国から作戦失敗を意味する非情な命令が下る。
「自決せよ」
韓国にスパイとして潜んでいる他の北朝鮮の工作員達も命令に従い自決する中、
仲良く生活を送っていた3人にも緊張が走る。
南の人間の温もりに触れ、
人間としてあたりまえの幸せさえ手に入らず、
祖国の都合により、人生を翻弄される
哀しい北の工作員。
切なく儚いお話です。泣けてきます。。。
ヴィジット 消された過去(2015年)イギリス
怖いっす。。。
配信終了まで数日だったので、観てみようかな。なんて感じでクリック!
寝る前に観るもんではないです。
さて、どんな映画かといいますと。。。
陽気な音楽と鮮やかな緑の印象で始まります。おっ映像がキレイな映画だなっ。
カラムの運転するバイクの後ろにジャニュアリーが乗り、颯爽と飛ばしてます。
あぶないってば。ここで安全運転してれば何も起こらなかったのに。。。
。。。これはあとで思うことです。
案の定、交通事故を起こします。
まぁ。これは見る前にあらすじで知ってますんでね。仕方ないです。
さて、問題はここからです。
事故後、6年ぶりに家出をした実家に帰ることになります。
しかし、ジャニュアリーは事故により、車いす生活、更には記憶も失っています。
実家に帰ると、執事がお出迎え。お嬢様なの?彼氏もびっくり。
でもジャニュアリーはピンときません。
見知らぬ実家、見知らぬ家族。
両親と兄のローレンス、妹のキャサリンはジャニュアリーを温かく迎え入れます。
でもジャニュアリーは状況を受け入れられない。。。記憶喪失だから?
なにやら違和感を感じつつ、お食事のお時間。
ローレンスが事故を起こしたカラムに対して棘のある態度を取り、カラムは気を悪くします。
さらに、ジャニュアリーと同じ部屋で過ごすつもりだったカラムに、「まだ結婚もしていないのだから」と違う棟に部屋を用意されます。それが酷い部屋にマットが敷いてあるだけ。
「マジか!」(カラム)
なにやら雲行きが怪しくなってきました。
実家に帰ってきてから、冒頭の陽気な感じ、鮮やかな緑など、微塵もなくなっています。。。。
居間に飾られた絵は家族が描かれていました。キャサリンが描いた絵です。
しかし、なぜかジャニュアリーだけが家族と離れて描かれています。
どうも違和感が拭い去れないジャニュアリーは、そのことをカラムに訴えかけるが、記憶がないからだと言われ口論となり、こうなったのはカラムが事故を起こしたからだと責めてしまう。ショックを受けたカラムは部屋から出て行ってしまう。
カラムの姿が見えなくなり、いよいよ不気味な雰囲気が漂ってきました。。。
家出をしてから変わってしまったといわれ、服装を変えさせられ・・・
母親に、「私、何色が好きだった?」と聞いてもはぐらかされ・・・
あれ?本当の家族ではない???
そして、ジャニュアリーは真相を探ろうとし、ここの家族が偽物であると確信する。
この後、いよいよ核心に迫ります。
なぜ?なにがあったの?
この映画は、ネタバレしないほうがいいですかね。
それにしても、救いがなさすぎて虚しいっす。
くれぐれも寝る前には観ないほうがいいです。
ゾンビ ダリオ・アルジェント監修版(1978年)
元祖ゾンビ映画!一度は見ておくべし!
ストーリーもシンプルかつスタンダードで純粋に「ゾンビ」の世界観を味わえます。
白塗り?青塗り?のゾンビ。血もリアルではないです。
でも、それがいいんです。元祖ゾンビは。
全米各地で突如死体がよみがえり、生者を次々と襲い始めてから3週間。「ゾンビ」に噛まれて死んだ者たちもゾンビ化して急速に数を増やし、社会は大混乱の状態から物語が始まる。
テレビ局に勤めるフランと恋人のスティーブン、そしてSWAT隊員のロジャーとピーターは都市から脱出し、とあるショッピングモールへたどり着く。そしてラジオ放送によりピーターたちがいた都市はゾンビの大群により壊滅したことが報じられた。
モール内部はゾンビの巣窟と化していたが、物資は手付かずのまま残されていた。
ショッピングモールの中をゾンビが彷徨っている感じがシュールですね。
食料や水もあり、何でも揃うショッピングモールはしばらく非難するには最適な場所。
モール内からゾンビを排除しモールの入口をトラックで塞ぐ作戦を立てる。
ゾンビが群がる中、トラックを移動させたりしている中、イライラして注意を欠いたロジャーがゾンビにかまれてしまう。。。これはマズい!
ロジャーが噛まれたこと以外は作戦に成功。最上階の部屋へ物資を運び込んでここでの生活をするやために準備を整える。
食料はなんでもあり、お酒もある。武器・弾薬も十分。散髪をしたり、ゲームセンターでゲームをしたり。一時のエンジョイ。
やりたい放題の無人のショッピングモールって憧れますね。
そんな楽しい時間もつかの間、負傷したロジャーの容態はどんどん悪化していく。
ロジャーは「死んでも蘇らないよう頑張るが、もし蘇ったら撃て。」と言い残して布団に入る。
布団をかぶったロジャーをピーターが見守る中、もぞもぞと動き出す布団。
ピーターは緊張する。
そして、別の部屋にいた フランとスティーブンに銃声が聞こえる。。
ゾンビ化した友人を殺さなくてはならないシーン。ゾンビ映画のあるあるですね。
残った3人はモール内での生活を続けるが、ある日バイクに乗ったギャング集団(ヘルズ・エンジェルス)にモール内の物資を狙われ、襲撃を受けたことで、略奪者とゾンビの大群が侵入してきた。
略奪者に怒りを燃やしたスティーブンの単独行動で侵略者たちとの戦闘になってしまう。
スティーブンはこの戦闘で負傷し、ゾンビに襲われ、命を落としてしまう。
生き残ったピーターとフランは最上階に隠れているが、ゾンビ化したスティーブンが他のゾンビを引き連れて最上階の部屋に徐々に迫ってくる。。。
宇宙戦争(2005年)アメリカ
大作が観たい気分のときに配信しているとうれしい、映像がすごい映画です。
トム・クルーズ主演&スティーブン・スピルバーグ監督のSF超大作。
イギリスの作家H・G・ウェルズ原作による53年の同名映画のリメイク。
ダコタちゃん、かわいい!
SF映画はこういった大作でないと、リアルさや臨場感は味わえないですね。
GYAO!ではB級、C級のSF映画もたくさん配信されているので、よく流して観ますが、ストーリーにしても映像にしても入ってきませんからねぇ。
・・・あらすじ・・・
貨物港でクレーンのオペレーターを勤めるレイ(トム・クルーズ)は、離婚した妻がボストンの実家を訪ねる間、妻に引き取られた子供たちであるロビー(ジャスティン・チャットウィン)とレイチェル(ダコタ・ファニング)を預かったのだが、子供たちと良好な関係を築けずにいた。
ある日、奇妙な稲妻が数十回も町に落ちる。同時に町中の電気が供給されなくなり、家電や自動車の電池もほとんど機能しなくなった。町が不気味な雲に覆われる下、レイが多くの野次馬たちとともに落雷した場所を見にいくと。。。
こういう物語の始まる感じ不気味でいいですねぇ。
そして、地割れ、地響きと共に地中から巨大な生き物のような機械(トライポッド)が出現し、光線兵器で次々に人々を殺害し、町を破壊してゆく。
ここからレイと子供たちの、悪魔のような機械からひたすら逃げる物語の始まりです。
なんとかその場からは逃げたレイと子供たち。
しかし、トライポッドは世界各地に出現し、人間たちを襲っていた。
そこらじゅうにトライポッドがいるなか、必死に逃げ惑うレイたちは、トライポッドが人間を殺すだけではなく、捕え始めた光景を目にする。
軍隊も総動員するが、トライポッドにはシールドが張られており、
どんな兵器もまったく歯が立たない。
そんな中。海兵隊と一緒に戦うと言って聞かないロビーは、レイたちとはぐれてしまう。
レイとレイチェルは空き家の地下室に逃げ込み、先に避難していたオグリビー(ティム・ロビンス)と一緒になる。
おおーティム・ロビンスかぁ。
じゃあティムとトムで侵略者をやっつけるのかな?
なんてちょっと思いましたが、、、
なんと、このティムさん、いやオグリビー。人間の血を吸う侵略者をみて恐怖で気が変になってしまう。そして我が子の身の危険を感じたレイはやむを得ず彼を殺すはめに。。
残念。ティム・ロビンスがこんな役とは・・・
地下室で隠れている時、吸い取った赤い植物にまく光景、
その赤い植物が蔓延していく様は、人類、地球が侵略されていく恐怖を感じます。
その後疲労のため眠り込んだ二人は侵略者たちに見付かり、レイチェルが捕まってしまう。
レイチェルを追ってわざと捕獲されたレイが偶然入手した手榴弾数発をトライポッドの機内に入れると、その爆発でやっつけることができた!レイチェルは、それまで軽蔑の対象でしかなかった父親に対してちょっと尊敬 ♪
やがて活動を停止するトライポッドが発生し始めた。
母親のいるボストンにたどり着いたレイは、赤い植物が枯れ、まだ動いているトライポッドがシールドを張れなくなっていることに気付く。
人々はまだ逃げていたが、そのことをレイから指摘された軍隊がロケットなどで攻撃を仕掛けると、直撃を受けたトライポッドは簡単に撃破されていく。歓喜!!
転倒したトライポッドの搭乗口の扉が開くと、無傷だが弱り切った宇宙人が出てきて、人々の目の前で息絶えた。
彼らは地球に一般に存在するバクテリアに耐性がなく、感染して死に至ったのであった。
ボストンの元妻の実家にようやくたどり着くと、行方がわからなくなっていた息子のロビーも無事でした。
ちゃんちゃん。
アメリカ映画的な終わり方ですね。